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<東北6県警>増やせ女性警察官 DV、ストーカー被害対応へ環境整備

 東北6県警が女性警察官を増やす取り組みに力を入れている。女性が狙われがちなドメスティックバイオレンス(DV)やストーカー犯罪への対応力を向上させる必要があるためだ。女性向け採用セミナーで門戸を広げるなどするほか、離職防止を目的に仕事と育児を両立しやすい環境整備を進める。(報道部・古賀佑美)

 各県警の全警察官に占める女性の割合(2017年4月1日現在)は表の通り。前年同期比で0.5〜0.8ポイント増えた。22年度までに青森、岩手、宮城、秋田、福島は10%、山形は9%に引き上げる目標を掲げる。
 構成比で東北トップは秋田の9.4%。全国平均(8.9%)を上回る。北秋田署では女性警察官を中心にチームを組み、各戸を回って住民から要望や悩みを聞くなど、活躍の場を広げている。
 採用活動でも知恵を絞る。青森は若手警察官中心の採用担当56人のうち3割以上を女性が占める。宮城は17年4月に対象を女性に絞った採用セミナーを開催したのも奏功し、本年度の女性の割合が9.4%に上がった。
 働く女性は出産や育児が離職の契機になる。突発的な対応や宿直がある警察ではなおさらだ。岩手は2月、育児休暇中の警察官・職員対象の復職支援講座を初開催。18人が休暇中に改正された警察業務関連の法律を学んだり、育児経験者から助言を受けたりした。
 福島は本年度から、警察官の夫婦を同じ駐在所や警察署に配置する。山形は男性警察官・職員の育児参加休暇を奨励し、16年度の取得率が97.2%と前年度(6.7%)から大幅にアップした。
 性犯罪被害者のケアや事件捜査など、女性警察官への期待は大きい。宮城県警警務課は「優秀な人材の確保を進めつつ、活躍を推進したい」と説明する。


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2018年05月22日火曜日


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