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火打ち石、燭台、電球… 夜を照らす時代の灯り 仙台・歴史民俗資料館で道具の変遷たどる企画展

あんどんなどの灯火具を紹介している企画展

 仙台市宮城野区の市歴史民俗資料館で、江戸時代末期から戦後まで仙台で使われていたちょうちんやランプなどを集めた企画展「灯(あか)りのかたち」が開かれている。それぞれの時代に夜の暮らしを照らしてきた道具の変遷をたどることができる。7月1日まで。
 展示されているのは、火打ち石や燭台(しょくだい)、あんどん、白熱電球など約130点。松の木や菜種油といった燃料の移り変わり、用途に応じた形の変化などを見て取れる。
 機能性に優れた道具も多い。江戸時代の「龕灯(がんとう)」は、内部の鉄輪が回転。どの角度に傾けてもろうそくが垂直に立つ仕掛けで、懐中電灯のように使われた。「有明行灯(あんどん)」は光源を覆う箱が面によって満月や三日月の形に切り抜かれ、明るさを調節できる。
 仙台にゆかりの深い道具では、仙台藩の特産品だったという「付木(つけぎ)」や、昭和中期に仙台市内の菓子店などが作っていたマッチ箱などをそろえた。
 企画展を訪れた宮城野区の男性(69)は「子どものころに使っていた電球などがあって懐かしい」と語った。学芸員の吉田芙絢(ふぁーや)さん(27)は「今の自分の暮らしに道具の歴史がどうつながっているのかを知ってほしい」と話す。
 期間中は企画展に関連した体験イベントや講座も開かれる。
 連絡先は資料館022(295)3956。


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2018年05月23日水曜日


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