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<東通原発>安全対策工事の完了時期、21年度に延期 東北電力が最終調整

 東北電力が東通原発(青森県東通村)の安全対策工事の完了時期を2021年度に延期する方向で最終調整していることが22日、分かった。19年度を目指していたが、4月に延期を表明していた。これに伴い、再稼働も21年度以降にずれ込む。延期は4回目。
 東北電は同月、女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の安全対策工事の完了時期も18年度後半から20年度に延期すると発表。東通も延期することで、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う同社の原発稼働ゼロの状態は9年以上に及ぶことになる。
 原子力規制委員会による東通原発の新規制基準適合性審査は、重要施設直下にある3断層の活動性を巡って停滞。断層を避けるように取水設備の位置をずらす工事を決めるなどして、今月18日までに3断層の審査を終えた。
 今後は敷地の断層に地震を引き起こす可能性があるかどうかの議論に移るが、14年6月の申請以降、審査回数は15回で女川2号機の118回を大きく下回る。議論はようやくスタートラインに立った状態だった。
 原発事故後、新規制基準下で再稼働したのは5原発8基でいずれも加圧水型。東北電女川、東通両原発や東電福島第1原発と同じ「沸騰水型」は、まだ稼働していない。


2018年05月23日水曜日


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