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福島・富岡「夜の森の桜」仙台でも育て みやぎ生協が植樹

植樹する(右から)宮本理事長、今野理事長

 東京電力福島第1原発事故で被災した福島県富岡町の夜の森地区に由来する桜の苗木が18日、仙台市泉区のみやぎ生協文化会館に植樹された。関係者は「美しく咲き誇り、原発事故や東日本大震災の風化防止につながってほしい」と願う。
 同地区には2.2キロの桜並木があり、富岡町民の心の支えだった。その桜の直系子孫を全国に広めるプロジェクトの一環。2016年に大分県で始まり、今回が19カ所目となる。
 植樹された苗木は高さ約1メートルで、数年後に開花する見込み。富岡町が県農林種苗農協(福島市)と連携して苗木を育成し、コープふくしま(同)を介してみやぎ生協に寄贈した。
 富岡町は17年4月、帰還困難区域を除き避難指示が解除された。夜の森地区の桜並木は大部分が帰還困難区域にあり、立ち入りが制限されている。
 コープふくしまの今野順夫理事長は「きれいな花を咲かせ、古里を思う町民や町に関わる人々の心のよりどころになってほしい」と述べた。みやぎ生協の宮本弘理事長は「原発事故を二度と繰り返させず、風化させない」と誓った。


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2018年05月24日木曜日


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