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高齢化で活動休止していた山形・舟形の地域おこしグループ、再開へ一歩 古民家で写真展開催

写真展について話し合う(左から)富樫さん、信夫さん、戸塚さん

 会員の高齢化などで事実上、休止状態だった山形県舟形町堀内地区の住民による地域おこしグループ「ブナの実21」が活動を再開し、拠点としていた築150年以上の古民家を会場に25〜28日、最上地方の人と自然をテーマとした写真展を開く。グループは会員の拡大や若返りにもつなげたい考えで、「古民家や地域再生に興味のある人は、ぜひ一度見に来てほしい」と呼び掛けている。

 ブナの実21は1996年、40〜60代の地区住民を中心に結成。かつて造り酒屋の別荘として使われた江戸時代末期の民家を再生し、「ブナの実塾」として活用。環境教育や陶芸体験など都市農村交流に力を入れてきた。
 自然と共生した農村づくりの優良団体として数々の表彰を受けたが、主力メンバーの大半が70〜80代となり、この3年ほどは活動をほぼ停止していた。
 写真展は、再始動の機会を探っていた副会長で家具デザイナーの信夫正己さん(62)が、以前から「好きな写真家の作品を地元で紹介したい」と考えていた町出身の団体職員富樫美貴さん(24)と出会って実現した。
 新庄市の写真家戸塚喜八さん(66)に依頼し、最上地方で撮影した川ザケ漁師や鷹匠(たかじょう)らを写した作品12点を「ブナの実塾」で展示することになった。
 堀内地区は最上川に面し、江戸時代には舟番所が置かれるなど舟運で栄えた。現在、住民は699人で高齢化率は42.78%(4月1日現在)に達している。
 信夫さんは「長く活動してきたが、地区内だけでは継続が難しい。写真展をきっかけに協力してくれる人のすそ野が広がれば、ありがたい」と話す。今後は、オカリナの演奏会や絵画展などを開く計画だ。
 写真展は午前10時〜午後3時。入場無料。連絡先は信夫さん090(3127)9747。


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2018年05月25日金曜日


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