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若者の働く場、鳴子で生産 NPOが地域支援型農業実験事業

 大崎市鳴子温泉のNPO法人「鳴子の米プロジェクト」は、生産者が食材を消費者に直接販売するCSA(地域支援型農業)の手法を生かし、若者の働く場を中山間地域に作る実験的な事業に乗り出す。農業の担い手不足や人口流出といった課題の解決を目指す。
 CSAは、消費者が前払いで定期的に野菜などを購入することで新鮮な生産品を得られ、生産者の支援につながる仕組み。同法人は2006年から、中山間地で栽培するコメ「ゆきむすび」の予約販売を通してCSAを実践してきた。
 同法人には現在、農家24戸が参加。本年度から2年間、公益財団法人トヨタ財団(東京)の助成を受けて行う「プロジェクト鳴子CSA」では、地元の1人暮らしの高齢者や温泉旅館などに、コメや野菜を届ける事業を展開する予定。
 この取り組みを持続可能な地域づくりに発展させようと、若手の農業インターンや援農ボランティアを受け入れ、農業と地域社会への理解を深めてもらう。
 同法人は6月3日、大崎市鳴子公民館で、CSA塾「食と農をつなぐ CSAが描く地域の未来」を開催する。民俗研究家結城登美雄氏が講師を務め、参加者と意見交換する。
 安部祐輝理事は「食や農業、地域づくりに関心のある大学生らに参加してほしい。CSAを学び、今後の事業企画にも加わってもらいたい」と話す。
 午後2時半〜5時。定員70人。参加費300円。申し込みは31日まで。連絡先は同法人0229(29)9436。


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2018年05月26日土曜日


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