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<入試のツボ>大学付属校 人気高い

◎中学受験・首都圏事情

 本県の中学受験事情は、公立の中高一貫校が中心で、相変わらず狭き門となっている。私立中でも新しいコースを設置したり、入試システムを変えたりするなど教育改革に対応しようとしているが、公立校ほど出願者は増えていない。
 首都圏はどうか。少子化で子どもの数が年々減少しているが、中学受験者数は増加しているという。特に人気なのは、表のような大学付属校や、有名大学への指定校推薦枠を持っている学校だ。ほぼ軒並み出願者が増え、倍率が上昇している。
 この動向に、大学入試改革が大きく影響しているのは間違いない。改革の内容がまだ不透明な部分も多いため、エスカレーター式で進学できる大学付属校は受験生や保護者にとって安心だろう。受験が1回で済み、伸び伸びと学校生活を送りながら学力を高められるのは大きな利点と言える。
 首都圏では、小学生の時点で既に人生の選択が始まっている。早いうちから目的意識を持っている児童・家庭と、いずれ受験する時に考えるという児童・家庭では、大きな差が生じる。
 「英語入試」「思考力入試」などに切り替えている首都圏の学校も増えている。早期から対策を講じる児童が今後ますます多くなるだろう。
 大学受験ではそういった力を身に付けた首都圏の生徒たちとの競争になるという視点が、宮城の受験生にも今まで以上に必要となってくるのかもしれない。
(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


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2018年05月26日土曜日


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