宮城のニュース

<防潮堤施工ミス>気仙沼市「住民合意尊重を」 知事に要望書提出へ

 気仙沼市内湾地区の防潮堤高を宮城県が誤って施工した問題で、気仙沼市の菅原茂市長は25日、現状のまま設置する考えを示した村井嘉浩知事に、造り直しを求めた住民合意を尊重するよう求める要望書を提出する方針を明らかにした。市議会も24人の全議員が連名で同様の要望書を出す。
 市役所で同日あった市議会への説明会で菅原市長が明らかにした。中島源陽県議会議長にも同じ要望書を提出する。早ければ今月中にも出す見込み。
 要望書案では村井知事の判断について、「これまで市民と行政の対話の下で進めてきた結論を踏みにじるものだ」と批判。「市内の防潮堤整備は住民や地権者の合意を前提に進めており、今後も堅持すべき基本。県と住民、地権者との合意で進めるよう強く要望する」と訴えている。
 要望書を補足する文書では、住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」が造り直しを求めた経緯や県に対する住民の不信感を説明。「住民が納得する解決を求めていく」とする。
 菅原市長は「気仙沼市で造る防潮堤は、(事業主体が)県であろうと市であろうと住民合意が必要だ。要望書は(村井知事に)直接渡すのが理想」と話した。
 市の説明を受け、市議会は同日、議員全体会議を開催。議会も住民の意向を考慮するよう求める要望書を村井知事、中島県議会議長に出す方針を確認した。


2018年05月26日土曜日


先頭に戻る