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安心安全 手植えで実感 浪江町、避難指示解除から1年 

農家の指導を受け手植えに挑む大学生

 福島県浪江町で、大学生60人と地元農家が協力して田植えをする農業体験イベントがあった。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨春、帰還困難区域を除いて解除されてから1年。町は本格的な作付け再開と安全なコメ作りにつなげたい考えだ。
 福島大や早稲田大、東京大、新潟大、埼玉大の5大学から参加があり、19日実施した。酒田地区の松本清人さん(79)の除染を終えた水田1000平方メートルに入り、足抜きに苦労しながらコシヒカリを手植えした。
 早稲田大3年の加藤真さん(22)は「農家の方はさすがに作業が早い。秋の稲刈りも楽しみ」とする一方「東京からわずか数時間の所に原発事故のため帰還できない区域がある。実情を発信したい」と話した。
 宮口勝美副町長は「地区の農業用水路も復旧した。水路再開によって地域ごとの水稲作付面積をさらに伸ばしたい」と語った。
 町によると、町内の水稲は実証栽培を経て昨年産から出荷されている。今春の作付面積は4地区5.4ヘクタールで昨年(2.5ヘクタール)の倍以上となった。東日本大震災以前は1250ヘクタールあった。


2018年05月26日土曜日


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