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<クールビズ>5月開始の県が多い中…宮城県、貫く「6月開始」独自路線 知事「県民の厳しい意見あった」

ネクタイを着用して仕事に当たる職員=25日午後1時30分ごろ、宮城県庁

 宮城県が、夏の軽装「クールビズ」への対応で東北の他5県と一線を画している。各県で5月開始が主流となる中、今年も6月スタートを貫く。地球温暖化の影響で5月中から汗ばむ陽気が増えるが、「県民目線で服装を整えないといけない」とのトップの考えが色濃く反映されている。
 仙台の最高気温が30.7度に到達した25日、県庁ではネクタイを着けた職員がシャツの袖をまくって仕事に当たった。ある男性職員は「首が暑くて、苦しいのは確か」と漏らした。
 1998年に夏の軽装勤務を始めた宮城県。国のクールビズ導入に合わせ、2006年から7年間は6月1日に開始した。東日本大震災後の節電意識の高まりを受け13、14年は5〜10月に変えたが、15年に6〜9月へ戻した経緯がある。
 「5月中は意外とネクタイをしている人が多かった。『なぜこの時期にネクタイを外すのか』という県民からの厳しい意見があった」。村井嘉浩知事は15年6月の県議会で、6月への変更を自らの指示だったと明かした。
 東北では6月スタートは少数派だ。岩手、秋田、山形、福島は5月で、6月は青森のみ。岩手は今年、暑い日が増えているとして6月から前倒しした。
 政令市の仙台市も、最高気温が25度以上の夏日が増加傾向であることを踏まえ16年に5月へ変えた。気象庁によると、仙台で5月に25度以上を観測した日数は05〜07年は平均1.0日だったが、15〜17年は7.3日に増加。今年は26日現在で8日に上っている。
 クールビズ対応を担当する宮城県行政管理室は「5月は極端に暑くない。公務員として身だしなみに気を付けつつ、他の官公庁などの動向や気温を見て時期を判断したい」と話した。


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2018年05月27日日曜日


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