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<春季高校野球>東北、投打かみ合い利府に快勝

東北−利府 1失点完投と好投した東北先発の古川原

 ▽準決勝
東  北 020000202=6
利  府 000000100=1

 【評】東北が快勝した。二回に遊佐の適時二塁打と古川原の適時左前打で2点を先取。七回と九回にもそれぞれ2点を加え差を広げた。先発古川原は1失点完投。利府は好機で1本が出なかった。

<完投の古川原、制球力光る>
 東北の古川原が117球の力投で決勝進出を決めた。完投は昨春の県大会の準決勝(古川工)以来と因縁めく。「いける気はしてたけど(完投は)驚いた」と照れ笑いを見せた。
 制球力が光った。常にストライク先行で、強打の利府打線を焦らせた。低めの変化球に手を出させて内野ゴロの山を築く。九回は無死一塁から暴投で得点圏に走者を進めたが、「後の打者を打ち取ればいい」と全く動じない。緩急をうまく使って後続を断った。
 3年を迎えたこの春、三振へのこだわりを捨て、打たせて取る投球に切り替えたのが好調の要因だ。昨年の完投時は14奪三振だったが、この日は5。その代わりにゴロアウトが13を数えた。「力みがなくなり、完投しても肩の疲れがない」と頼もしい。

<利府完敗、主将水野「自分たちの野球できず」>
 利府は気負いが目立つ試合運びで完敗した。水野主将は「全体的に硬さがあり、自分たちの野球ができなかった。気持ちの弱さが出た」と肩を落とした。
 自慢の打線が湿った。古川原の低めの変化球に手を出してしまい、凡打を重ねる。4番の小野は「強豪との対決を意識して前のめりになった。流れをつぶしてしまった」と悔やむ。守りもミスを重ね、七回は失策で追加点を献上してしまった。
 27日の3位決定戦に回り、東北大会への出場権を石巻と争う。水野は「まだ終わりじゃない」と前を向いた。


2018年05月27日日曜日


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