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古里を蜂蜜の名産地に 岩手・西和賀出身の養蜂家高橋さん

古里の岩手県西和賀町で理想の蜂蜜を追い求める高橋さん

 岩手県西和賀町出身の養蜂業高橋正利さん(61)=東京都豊島区=が、古里の自然を生かして蜂蜜作りに取り組んでいる。純度の高い蜂蜜を採取できる巣箱を用いて「安全なおいしさ」を追求する。作業に打ち込む高橋さんは「蜂の様子は日々変わり、正解がない。毎日が勉強」と語る。
 高橋さんはミツバチと共に首都圏で越冬。アカシアやトチ、ボダイジュの花が咲く4月下旬〜11月中旬は、西和賀町に滞在して蜂蜜作りに精を出す。

 巣箱は上下2段に分かれており、体の小さい働き蜂だけが行き来できる仕組みだ。女王蜂は下段にいて、蜜は上段の巣箱だけから採取する。卵やさなぎが混入しにくく、蜜を加熱処理する必要がないという。
 「蜂蜜の栄養素そのままに、混じり気のない蜜が取れる」と話す高橋さん。10年ほど前に趣味で養蜂を始め、2015年3月には東京消防庁を早期退職して第二の人生に蜂蜜作りを選んだ。
 高橋さんの蜂蜜は昨年の県品評会で金賞を受賞し、西和賀町ではふるさと納税の返礼品に採用されるまでになった。「西和賀は自然が豊かで蜂蜜を集めるのに最適。自分が食べておいしいと思える蜂蜜作りを続けたい」と意気込む。
 蜂蜜は高橋さん経営の「巣鴨養蜂園」(東京)がインターネットなどで販売している。販売担当の長女の米田望さん(30)は「父が古里、娘が東京から西和賀の蜂蜜を全国に発信したい」と話す。


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2018年05月27日日曜日


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