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花嫁行列、晴れやかに 山形・最上で半世紀ぶり復活

馬に乗り、赤倉温泉の地元の人たちに花嫁姿を披露する香菜子さん

 山形県最上町富沢の赤倉温泉で26日、地域の人たちにお披露目する嫁入り行事「むかさり行列」が、約半世紀ぶりに復活した。赤倉温泉街に住む会社員山崎拓さん(37)と昨年7月に結婚した町の地域おこし協力隊員の香菜子さん(35)=白石市出身=が、地域の伝統行事に光を当てようと企画した。
 むかさり行列は、花嫁の家族や親戚が実家から新郎宅まで送り届ける行事。馬に乗った和装姿の香菜子さんら両家の家族、親類約40人が温泉街の約500メートルを1時間かけて練り歩いた。途中で拓さんが出迎え、2人で一緒に歩いた。
 道中、地域の人たちが行列を止め、嫁ぐ覚悟を尋ねる「止め唄」を歌い、花嫁側は道を通すよう「返し唄」で応じた。
 町内では1970年ごろまで行われていたが、式場などで披露宴をする夫婦が増え、次第に途絶えていったという。
 香菜子さんは、昨年8月から地域おこし協力隊員として活動。挙式の予定はなかったものの、むかさり行列が最近行われていないと知り、お年寄りに当時の様子を聞くなどして半年前から準備してきた。
 拓さんは「地域の皆さんの協力で伝統行事を復活でき、やってよかった」、香菜子さんは「多くの人から温かい言葉を掛けてもらい、地域のつながりの強さを感じた。私もその一員として頑張りたい」と話した。


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2018年05月27日日曜日


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