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全国から復興への思いをコメて 47都道府県のコメをブレンドした日本酒「絆舞」仕込み作業

蒸したコメを背負って運ぶ信用金庫の関係者

 47都道府県のコメをブレンドして造る日本酒の仕込み作業が26日、福島県会津坂下町の曙酒造であった。全国の信用金庫によるプロジェクトで、東日本大震災からの復興や地方創生の後押しにつなげる。
 作業には一関、新庄、会津など東北をはじめ全国27信金の役職員や自治体関係者ら37人が参加。蒸したコメを担いでタンクに運び、もろみを仕込んだ。会津農林高の生徒は「早乙女踊り」を披露し、新酒造りの成功を祈った。
 造る日本酒は同日、「絆舞」と命名された。飲めば踊りたくなるような酒をイメージしたという。石巻信金の向井太郎業務執行役員は「全国の思いが詰まった良い酒になってほしい」と期待した。
 曙酒造の杜氏(とうじ)鈴木孝市さん(34)は「プロジェクトにちなみ47%まで精米した。飯米が多く温度管理が難しいが、福島の酒造りの技術で、全国の絆をつなぐようなきれいな甘さのある酒にしたい」と話した。
 「絆舞」は約1万2000本を製造。9月19、20日に東京で開く復興イベントで販売し、売り上げの一部を被災地などに寄付する。
 500ミリリットル入り2200円。岩手、宮城、福島、熊本の被災4県のコメを使う日本酒「絆結(きゆ)」も昨年に続いて醸造する。


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2018年05月27日日曜日


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