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栽培漁業の拠点再び 相馬・新地に県水産資源研究所オープン

 福島県の栽培漁業の拠点となる「県水産資源研究所」が6月1日、相馬中核工業団地(相馬市、新地町)にオープンする。東日本大震災の津波で全壊した「県水産種苗研究所」(大熊町)の後継。ヒラメなど「常磐もの」ブランドの復活を先導する。
 新研究所は約3万2000平方メートルの敷地に、実験棟や飼育棟、飼育池などを備える。近くにある相馬共同火力発電新地発電所の熱で温められた海水を利用し、ヒラメやアワビの種苗を育てる。
 ヒラメやアワビは一般的に種苗を海に放流し、大きくなってから漁獲する。福島県では種苗研究所が被災したため、ヒラメは新潟県、アワビは静岡県から搬送した種苗を利用していた。
 新研究所で、ヒラメは現行の10倍の100万匹、アワビは20倍の100万個を生産する。開始時期はアワビが10月、ヒラメが来年4月。来年10月以降にはアユの種苗も手掛け、年間300万匹を育てる。
 県水産課の担当者は「県内で種苗生産することで、ヒラメなどの資源をより安定化できる。築地や仙台で高く評価されていた福島の水産物の復活につなげたい」と話す。


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2018年05月27日日曜日


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