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<徳仙丈つつじ祭り>今年も開催 特設ステージ、周囲が協力

トラック荷台のステージで行われたカラオケ大会

 ツツジが見頃を迎えた宮城県気仙沼市の徳仙丈山(711メートル)の気仙沼側登山口付近で27日、恒例の「徳仙丈つつじ祭り」があった。昨年まで主会場だった「市森林文化センター」が今春全焼し、主催する住民団体が中止を検討したが、周囲の協力で開催にこぎつけた。
 地元の住民団体「徳仙丈のつつじを愛する会」が主催した。祭りの目玉は大自然の中で楽しむカラオケ大会で、県内外の約20人が自慢の歌声を披露した。
 舞台を備えたセンターは4月16日に全焼した。会長の小野寺富夫さん(64)が市内の建設会社やスナックに協力を呼び掛け、大型トラックやカラオケ機材を無償で借りた。センター跡地に乗り入れたトラックの荷台を特設ステージにした。
 火災の直後、小野寺さんは開催を諦めた。気仙沼市出身で、東日本大震災後、毎年祭りを手伝ってきた相模原市の「神奈川気仙沼復興支援隊」の沢村宗代表に「一度やめたら終わってしまう。何でも協力するから続けよう」と諭された。
 支援隊の約20人は今年も、会場の設営などに当たった。空手道場などを経営しバンドで活動する沢村代表も、特別ライブを行った。
 小野寺さんは「何人かの登山客から『今年も祭りがあってうれしかった』と声を掛けられた。続けて良かった。みんなの協力に感謝したい」と話した。


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2018年05月28日月曜日


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