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伊達騒動で断絶・・・ 原田一族しのび仙台で供養会

寛文事件で亡くなった原田一族を供養する参列者

 江戸時代に仙台藩を揺るがした1671年の伊達騒動(寛文事件)で亡くなった原田甲斐とその一族をしのぶ三地蔵尊供養会が27日、仙台市青葉区の荘厳寺であった。参列者は一族の冥福を祈り、歴史への理解を深めた。
 檀家(だんか)や歴史愛好家ら約40人が出席。読経が流れる中、一族を弔う三つの地蔵に焼香し、騒動で犠牲になった原田一族を供養した。
 荘厳寺には、原田邸にあった山門が移築されたり、謀反人とされた一族を供養する3体の地蔵が置かれたりするなど、原田家とつながりが深い。
 寛文事件は、お家騒動により伊達家が取りつぶしの危機に直面した騒動として知られる。
 幼少の亀千代(後の4代藩主綱村)の後見として実権を握った伊達兵部と、反対派の権力闘争で、兵部側家老の原田甲斐が、対立する伊達安芸を殺害。原田一族は逆臣として処分され、1歳だった甲斐の孫まで斬首となった。
 泉区の歴史ボランティアガイド横尾兼剛さん(86)は「仙台藩最大の政争と言われているが、寛文事件は謎が多い。供養会を開催することで歴史を語り継いでほしい」と話している。


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2018年05月28日月曜日


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