宮城のニュース

<NPOの杜>誰も悪くない

 女性にとって出産とは、人生の一大イベントであり、命の誕生という大きな感動に出合える機会です。しかしその陰で、死産や流産で子を亡くし悲しむ人もいます。
 死産や流産は、つらい出来事である上に、自分の体の中で生きていた命の死という現実に罪悪感を抱いてしまいがちです。「何がいけなかったのか」「なぜわが子なのか」と自問自答し、自分を責め、さらには周囲の心ない一言に追い込まれてしまうことも少なくありません。
 わが子を失えば、誰しも先が暗闇で見えなくなります。そんな時、小さな明かりをともしてくれるのは自分と同じ体験をした人との共感です。2002年から活動するWith(ウィズ)ゆうは、同じ悲しみを持った当事者同士が共に支え合い歩んできました。
 自分と同じ体験をした人が、どう死と向き合い、どう生きてきたのかを知り、気持ちを分かち合うことで、悲しみだけの思いに感謝や愛情が生まれてくるのです。それには時間がかかるかもしれません。だからこそ、相談できる場が存在していることが当事者にとって心の支えとなるのです。独りで抱え込まず、助けを求めてください。http://withyou845.org/
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 丹野伶菜)


関連ページ: 宮城 社会 NPOの杜

2018年05月28日月曜日


先頭に戻る