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丸森出身の宍戸さん、故郷で書展 家族への思い筆に託す

阿武隈川に思いを重ねた作品について説明する宍戸さん(左から2人目)

 丸森町耕野地区出身の現代書家宍戸煬竹(ようちく)さん(68)=横浜市在住=の「書と笑顔の軌跡展」が、耕野ふるさと交流センターで開かれている。阿武隈川の景観に、2年前にがんで亡くなった妻政子さんと、重度障害のある長女寧(やす)子さん(38)への思いを重ねた作品を紹介。故郷で初の書展に、宍戸さんは「地元が応援してくれてうれしい」と喜ぶ。29日まで。
 宍戸さんは白石工高卒で、川崎市の会社の書道部で書家中川竹泰さんの指導を受けたのを機に書に親しんだ。現代書人連盟に所属し、創造美術会の創造展特別賞などを受賞している。
 軌跡展では阿武隈川の流れに「ただ生きているだけでいい」と書き添えた作品を披露。「人」の字に「この人がいてくれてうれしい」と書いたり、「生」の字から木の芽や羽のイメージを膨らませたりした作品を披露している。
 政子さんの遺作のクレイアートのほか、南陽市のボタニカルアート作家ら知人5人の作品を合わせ、計約50点が出展されている。
 宍戸さんは「川とともに生きてきた地域の歴史に、人生と共通するものがある。故郷を離れて50年になるが、住民が会場設営などで協力してくれ、ありがたい」と話す。
 午前9時〜午後3時。入場無料。連絡先は宍戸さん090(9973)2697。


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2018年05月29日火曜日


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