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<春季高校野球>利府が逆転勝利 東北大会へ

利府−石巻 6回裏利府1死三塁、阿部が左越えに2点本塁打を放ち、6−5とする

 ▽3位決定戦
石 巻110021000=5
利 府03000350×=11

 【評】利府が競り勝った。2点を追う六回、犠飛で1点差まで詰めて阿部の2点本塁打で逆転。七回は打者一巡の猛攻で5点を挙げ突き放した。投げては長谷川、浅野の継投で反撃を振り切った。石巻は後半息切れした。

◎阿部初安打 殊勲の一発

 激しい点の取り合いとなった3位決定戦。利府は阿部の一振りが試合を決めた。
 六回、1点差まで迫ってなおも1死三塁の場面。「積極的に振っていこうと思っていた」。2ボールからの3球目、村上の直球を強振すると打球は逆風を突いて左翼席へ。朝倉監督も「意外だった」と驚く一発で東北大会への切符を手にした。
 打席に入るときのあいさつはチームでも一番大きな声だ。ベンチでもグラウンドでも大声で味方を鼓舞する。「元気に思い切りよくプレーしたい」と話す163センチの7番打者が、大事な場面で決定的な仕事をしてのけた。
 大会初安打が殊勲打となった阿部は「エラーもしたしチームに迷惑をかけていたので、チャンスをものにできてほっとした」。試合後は表情を崩していた。(射浜大輔)

<石巻の村上、六回に力尽きる>
 準決勝からの連投となった石巻先発村上は六回、逆転2点本塁打を浴びて力尽きた。2点リードで迎えたこの回、無死から連打を許して二、三塁に。水野には8球粘られた末の中犠飛で1点差。続く阿部は2ボールとして捕手加藤のサインは変化球。首を振って直球で内角を突いたが、左翼席まで運ばれた。
 「内角は打たれていなかったが、甘く入ってしまった」。二回に3点を失った後は制球に気を配りながらしのいでいただけに、悔やまれる一球となった。
 進学校なので練習時間は限られる。「それだけに集中力と粘りが課題になる」と早坂監督。村上は「強豪相手でも自分の球が通じることは分かった。粘りを身に付けて夏に臨みたい」と収穫を口にしていた。


2018年05月28日月曜日


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