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<岩手・大槌町旧役場>庁舎解体、住民団体が監査請求 予算計上の違法性指摘

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の旧役場庁舎の解体を巡って住民団体「おおづちの未来と命を考える会」は、解体予算の計上方法に違法性があるとして28日、平野公三町長に是正措置を講じさせるよう町監査委員へ住民監査請求書を提出した。
 請求書は、解体予算の計上が「当初予算の編成後に追加や変更が生じたときは補正予算を提出できる」と定めた地方自治法に抵触していると指摘。町による震災検証も不十分で、予算が有効活用されていないと主張する。
 町は3月定例町議会で本年度当初予算が可決された直後、旧庁舎解体費4700万円を盛り込んだ補正予算案を提出していた。
 解体予算は可決され、町は23日に解体工事の指名競争入札を実施したという。解体のスケジュールは平野町長が6月1日、定例記者会見で公表する。
 考える会の高橋英悟代表は「旧庁舎の災禍をタブーにせず、当時何があったのかを明らかにしなければ犠牲が繰り返される。一度立ち止まって考えることが必要だ」と説明。監査結果次第では住民訴訟を提起する考えも示した。


2018年05月29日火曜日


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