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<飯坂温泉>休業旅館活用し芸術の宴 原発事故関連の展示や芝居、ライブも

中庭に置かれた作品の説明をする中崎さん

 休業中の旅館を活用したユニークな芸術祭が、福島市の飯坂温泉で開かれている。福島県ゆかりの芸術家ら約40組が、32の客室などに絵画や写真を展示している。芝居やライブなどもある。土・日曜のみで6月3日まで。
 旅館は2017年2月、老朽化などで休業した「清山」。東日本大震災後に音楽イベントなどを手掛けるNPO法人「プロジェクトFUKUSHIMA!」(福島市)の関係者の実家で、同法人が芸術祭を企画した。
 水戸市の芸術家中崎透さん(41)は、創業者が建てた戦争歴史資料館など敷地内の空間を広く活用。おかみの言葉を掲示する手法で、警視庁機動隊員が宿泊した東京電力福島第1原発事故後まで、旅館の歴史を表現している。
 中崎さんは「戦争や原発事故を、自身の問題として見つめ直してもらうきっかけになればうれしい」と話した。
 原発事故で全村避難となった福島県飯舘村で活動する美術家を撮影した写真、同県川俣町出身のデザイナーが手掛けた衣装などが展示されている。
 入場料1000円。ライブなどは別料金。連絡先は事務局024(573)8385。


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2018年05月29日火曜日


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