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<ベガルタ>基本布陣「3−5−2」への変更 速攻に備え攻撃参加促す/渡辺監督に聞く

リーグ前半戦の総括と後半戦に向けた展望を語る渡辺監督

 J1仙台が、昨季から継続してきた攻撃的な基本布陣「3−4−3」から中盤を厚くした「3−5−2」への本格的な変更に着手している。今季のリーグ戦は、ワールドカップによる中断前の15試合で6勝4分け5敗の勝ち点22で7位。目標に置く5位以内の到達へ、布陣の修正でレベルアップを目指す。渡辺晋監督に意図や課題を聞いた。(聞き手は佐藤夏樹)

 −前半戦の手応えは。
 「勝ち点22は満足できないが、試合内容ではやりたいサッカーができた部分が増えた」
 −基本布陣を「3−5−2」に変えようとしている。
 「当初は攻撃的な『3−4−3』を基本とし、相手の攻撃の良さを消す目的で3バックの前に(守備的MFの)アンカーを置いた『3−5−2』も併用したが、試合を重ねるにつれて相手に研究された。攻撃でも『3−5−2』で崩せた方が良いのではと考えた」
 −布陣変更を考えたきっかけは。
 「2日のG大阪戦でカウンターからの失点で敗れ、攻守のバランスや点の取られ方を見て(決断の)背中を押された。(2−1で勝利した)20日の鹿島戦でどれだけ戦えるかトライし、良い試合を見せられた」
 −攻守の狙いは。
 「2ボランチだと、G大阪戦のように2人とも前に上がってしまうことがあった。アンカーをボールより常に自陣寄りでプレーさせ、カウンターに備える。前線の選手にも『必ず後ろにアンカーがいる』という安心感が生まれる」
 「攻撃は、ウイングバック(WB)の横のスペースを突く意識を高められている。野津田らインサイドハーフが攻撃に関わるタイミングが良くなっている」
 −昨季終盤に手応えを得た布陣を変え、選手は戸惑わないか。
 「細かい部分は変わっても、正しいポジションを取って前進するという戦術の根本は変わらない。戦術は進化の途中。(布陣に)縛られ過ぎる必要はない」
 −前半戦は攻撃の人数が足りない場面が多かった。
 「練習で、3バックの両サイドの一方が攻撃参加する形に挑戦している。全体のバランスが崩れるのを避けるため、当初から中断期間に取り組もうと決めていた。出来はまだまだだが、吸収は早いだろう」
 「攻撃参加は選手の特徴を考える必要もある。ボールを前に運べる板倉はまさにぴったり。違うポジションの選手も試すつもり。(ともにWBの)蜂須賀や茂木は練習で3バックのサイドに入れた。他にも2、3人試したい選手がいる」


2018年05月30日水曜日


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