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<石巻市>防災センターきょう始動 ICT活用、初動対応迅速化

さまざまな情報を一元化できる大型マルチビジョンを設置した災害対策本部室

 宮城県石巻市は31日、大規模災害発生時に災害対策本部を設置する市防災センターの業務を始める。市役所隣に新築され、情報通信技術(ICT)を活用して災害情報を一元化。東日本大震災の教訓を踏まえ、被災状況の的確な把握と迅速な初動対応を目指す。
 鉄筋3階で高さ約19メートル、延べ床面積は約1740平方メートル。1階と2階の間に免震装置を整備した。本庁舎3階と連絡通路で結ばれるほか、災害時は自衛隊など関係機関が駐留できる。
 災害対策本部室は3階にあり、ICTで災害情報収集用カメラや河川カメラなど複数の映像を大型マルチビジョンに投影。被害状況の分析と対策の検討に当たる。関係機関向けに約100人分の食料と水3カ月分を常備している。
 2階には平時に市民が利用できる多目的ホールや会議室を用意した。震災関連のセミナーやワークショップを企画し、防災や減災に関する意識向上を図る。
 総事業費は約13億8500万円。昨年2月に着工し、今年3月末に完成した。
 亀山紘市長は11日の定例記者会見で「被害状況を速やかに把握し、的確な情報を早く提供することが重要。しっかりとした情報体制をつくりたい」と話した。


2018年05月31日木曜日


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