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<強制不妊手術>「なくてもいい命はない」仙台で全国初のデモ 国の謝罪求める

国の謝罪を求めシュプレヒコールを上げる参加者

 旧優生保護法(1948〜96年)下で繰り返された強制不妊・避妊手術をテーマにしたシンポジウムが30日、仙台市青葉区のアエルであった。参加者らは国の謝罪などを求め、全国初となるデモ行進を行った。
 シンポジウムは障害者の自立を目指す全国自立生活センター協議会(東京)の主催で、全国から約200人が参加した。
 27日に結成された全国被害弁護団の共同代表を務める新里宏二弁護士(仙台弁護士会)は「手術によって被害者の配偶者も家族を形成する権利を失った。被害の実態は非常に広範囲だ」と指摘。「ようやく提訴できたが(救済への道は)甘くない。多くの人が声を上げるしかない」と語った。
 国家賠償請求訴訟を起こした被害者らも出席した。1月に全国初の訴えを仙台地裁に起こした県内の60代女性の義理の姉は「国が謝罪と補償をする前提で実態調査をしない限り、優生手術の非人道的な行為は解明されない」と強調した。
 デモ行進には約150人が参加。車いすに乗ってプラカードを掲げ、「なくてもいい命はない」「共に生きる社会をつくろう」などとシュプレヒコールを上げて市中心部を歩いた。


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2018年05月31日木曜日


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