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<白石・刈田病院>特別顧問に前東北大総長・里見氏 医師確保など助言

里見 進氏

 宮城県白石市の公立刈田総合病院が本年度新設した「特別顧問」に、前東北大総長で日本学術振興会(東京)理事長の里見進氏(69)が就任することが30日、分かった。医師確保や病院の経営改善へ向けて専門的な見地から助言する。
 病院を運営する白石市外二町組合(管理者・山田裕一白石市長)が31日、正副管理者会議で正式に承認する。今年3月に総長を退任した里見氏に要請を重ね、5月上旬に承諾を得た。
 里見氏は非常勤で、大橋洋一院長と随時連絡を取り合うほか、2カ月に1回程度来院しアドバイスする。
 河北新報社の取材に里見氏は刈田病院を通じ「県南の医療を支える重要な病院だが、経営面を含め課題も多いと聞く。東北大の病院長や総長としての経験を元に適切な助言をしたい」とコメントした。
 里見氏は那覇市出身で、東北大医学部卒。東北大講師を経て1995年教授。2004年東北大病院長。05年副学長を併任。12〜18年に東北大第21代総長。4月に日本学術振興会理事長に就任した。専門は臓器移植、肝臓外科。
 刈田病院は常勤医30人体制を目指すが、5月1日時点で前年同期に比べ2人増えたものの23人にとどまっている。慢性的医師不足が患者数の減少を招いて厳しい病院経営が続いており、里見氏の豊富な経験と人脈による事態打開を図る。


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2018年05月31日木曜日


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