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<東北大>研究力向上へ国際連携5年「知のフォーラム」6、7月に記念講演

国際的な研究者が学生と議論する「知の館」のラウンジ=4月25日、仙台市青葉区の東北大片平キャンパス

 世界最高峰の研究者が東北大に集結する滞在型の研究プログラム「知のフォーラム」が、10月に5周年を迎える。国内外から招いた約200人の研究者が学内の若手研究者や学生と交流し、国際連携による大学の研究力向上を担ってきた。節目を記念し6月に世界的な物理学者、7月にゲノム編集技術開発者を招いた特別講演会をそれぞれ開く。

 知のフォーラムは里見進前総長が提唱し、2013年10月に始まった。これまで17年のノーベル物理学賞を受賞したバリー・バリッシュ氏を始め、世界トップの研究者18人も招いた。
 招待研究者はオフィスや講義室、ラウンジを備えた片平キャンパス(仙台市青葉区)の「知の館」で1〜3カ月過ごし、共同研究を進めたり、学生と議論したりする。
 運営は同大研究推進・支援機構「知の創出センター」。研究者の招請にとどまらず、市民や子ども向けのイベントを企画して仙台の国際化にも貢献してきた。
 将来は市民に公開講座の運営ボランティアや、海外からの若手研究者のホームステイ受け入れなどをしてもらう方針。既に「TFCフレンド」として市民約100人が登録している。
 早坂忠裕センター長は「大学の若手がトップレベルの研究者と交流することで、研究力の向上がさまざまな国際指標に表れるようにしたい」と語る。
 特別講演会は、6月23日が米カリフォルニア工科大の大栗博司教授。物理学を最新の映像技術で紹介する映画「9次元からきた男」(16年、日本)を上映し、内容を解説する。片平キャンパスで午前10時から。定員90人で申し込みが必要。
 7月29日は、ゲノム編集技術を開発したカリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授。川内キャンパス(青葉区)の萩ホールで午後1時から。英語のみ。
 いずれも聴講無料。連絡先は知の創出センター022(217)6091。


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2018年05月31日木曜日


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