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<自動車税納付率>青森、秋田 東北の優等生 6月末期限が影響?全国で2県だけ

宮城県が作成した期限内納付を呼び掛けるポスターとのぼり

 多くの都道府県で31日に納付期限を迎える自動車税で、青森、秋田両県が東北トップを争う納付率を誇っている。奇遇にも両県とも期限は6月末。全国でもこの2県だけだ。納付率との因果関係は定かでないものの、不調にあえぐ宮城県はキャンペーンなど正攻法で底上げに努めている。

 青森、秋田両県によると青森は1973年春、秋田は75年春の条例改正で納付期限を6月末に設定した。変更前は青森が5、10月の年2回、秋田は5月末だった。
 「うちと秋田だけですか?」。青森県税務課の担当者もうなる1カ月遅れの納付期限。明確な理由は分からないが、5月は農繁期とあって、かつて出稼ぎ労働者が地元に戻った直後の慌ただしい時期を避けた可能性もある。
 秋田県税務課の担当者も「当時の社会的な状況を考えて変更したのかもしれない」と推測する。同県は75年度の納付率が上昇に転じたため1年限りで元に戻す計画を取りやめ、6月末のままにしている。
 東北各県の2017年度の期限内納付率は表の通り。青森、秋田は納税通知書を6月初旬に発送しており、納税期間は他県と同じ1カ月ほど。それでも全国平均の80.8%(地方行財政調査会調べ)を上回り、東北では群を抜く。
 01年度以降(11年度を除く)の各県の期限内納付率を見ると、東北トップとなった回数は秋田が12回、青森が4回。17年度は青森が全国8位の上位に入った。
 対照的に期限内納付率が低迷するのが宮城県だ。17年度は76.3%の全国42位、5年連続で全国ワースト10に名を連ねる。
 街頭キャンペーンを展開したり、村井嘉浩知事が県庁内のコンビニエンスストアに納めるパフォーマンスを繰り広げたりと、懸命のアピールを展開中。県税務課の担当者は「期限内納付のためだけに条例改正できないが、忘れずに納税してほしい」と呼び掛ける。


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2018年05月31日木曜日


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