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<彩を旅する>(12)和風モダン 青い波 徳島・藍染建材

杉板に手際よく藍を塗装する職人=徳島市津田海岸町

◎2018列島フォトリレー/徳島新聞

 藍色が鮮やかな木製の板が壁に並ぶ。目を凝らすと板の表面には木目が浮かび上がっている。ここは内装材製造の大利木材(徳島市)の工場。職人がはけを使い、徳島産のスギ板に藍色の顔料を塗っていく。
 顔料は徳島産藍を使った自社製。4時間間隔で3回に分けて塗った後、乾燥させる。酸化すると藍色の深みが増し、化学塗料にはない透過性が木目の風合いを残す。「木材の質によっても仕上がり具合が変わるので一期一会の作業です」と小浜利郎専務(62)。
 落ち着いた色調と和風モダンな雰囲気から、地元の公共施設が利用しているほか、マンション向けのドアも発売された。
 「ジャパンブルー」として東京五輪・パラリンピックのエンブレムにも使われている「藍色」。藍の生産量日本一を誇る徳島で生まれた技術と色が、世界を染めようとしている。
   ◇
 それぞれの土地には、よく似合う色がある。昔ながらの産物だったり、何気ない風景だったり。河北新報など全国の新聞社が協力して探してみた。

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2018年05月30日水曜日


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