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石巻中心部の商店街振興組合「アイトピア」解散 役員の担い手確保難しく

振興組合が街路灯の整備などに取り組んできたアイトピア通り

 宮城県石巻市中心部にあるアイトピア商店街振興組合が31日、解散した。加盟店舗数の減少や商店主の高齢化で活動の維持が困難と判断した。同組合幹部は「残念だが、街は変わらない。今後もさまざまなイベントが開かれる舞台になってほしい」と話す。

 同市中央のアイトピア商店街は市内の中心商店街の一つ。組合解散の方針は5月29日の総会で決まった。加盟店が並ぶ一帯は東日本大震災の津波で被災した。加盟店舗数は持ち直してきたものの、将来にわたる役員の確保が難しい見通しとなった。
 同組合は1991年に発足。アイトピア通りの街路灯整備に取り組むとともに、夏の石巻川開き祭りに合わせて灯籠で商店街を彩るなど、にぎわいづくりと地域振興に努めてきた。
 ピーク時は60店舗が加盟していたが、バブル崩壊の影響や後継者不足で年々減少し、震災直前は半分近くまで落ち込んだ。震災後は復興支援で進出してきた飲食店などが増え、解散直前は48店舗が加盟していた。
 理事長を12年務めた同市中央2丁目の向山靴店の正岡賢司社長(69)は「商店街には現在、移住者ら若い人がいて頑張っている。『発展的解散』と考え、ますます街を愛してもらいたい」と話した。
 アイトピア商店街は市中心部の立町通りと接し、老舗呉服店や喫茶店など新旧さまざまな店が並ぶ。石ノ森萬画館など観光スポットにも近い。


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2018年06月01日金曜日


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