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<グランドセイコー>限定50本 熟練女性1人で全て組み立て「働く女性が輝く時計届けたい」

熟練の技でムーブメントを組み立てていく工藤さん

 限定販売の「グランドセイコー」女性向け機械式モデルは、盛岡セイコー工業内にある「雫石高級時計工房」で、熟練の女性時計職人が50本全ての組み立てを1人で担当している。
 工藤幸枝さん(44)=盛岡市出身=は社歴26年。高級機械式時計一筋に組み立て経験を積んできた。約20人の技術者が所属する工房では現在、精度の測定や調整を担当するチームのリーダーを務めている。
 新モデルのムーブメントは部品数236、最も小さいねじは0.3ミリ。工藤さんは「鼻息で飛んでしまうくらい小さい。顕微鏡を使って呼吸を止めながら組み立てていく」と話す。
 部品同士の隙間も極限まで狭くなった。繊細な手業が要求されるため、工藤さんは専用工具を自作。髪の毛より細い幅で部品を並べていく。
 ムーブメントの心臓部「テンプ」も、顕微鏡をのぞき込みながら規則正しく回転振動するよう何度も調整を繰り返す。
 発売を前に工藤さんは「女性向け機械式モデルの新規格、新基準になる商品で責任を感じる。働く女性が輝く時計を届けたい」と意気込む。


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2018年06月01日金曜日


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