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<グランドセイコー>世界限定50本 半世紀ぶりに女性向け新型ムーブメントを開発

新ムーブメント搭載のグランドセイコー女性向け機械式モデル

 腕時計製造のセイコーウオッチが9日、最高級ブランド「グランドセイコー」から世界限定50本の女性向け機械式時計を発売する。女性の細い腕にもフィットするよう極限まで小型化したムーブメント(駆動装置)を独自開発した。グループ会社の盛岡セイコー工業(岩手県雫石町)が製造を手掛ける。
 限定販売の高級腕時計は330万円(税別)。ピンクゴールドの本体にはダイヤモンド49個をちりばめ、白銀色の文字盤は岩手山の雪肌を表現した。国内外の直営店で取り扱う。
 新搭載のムーブメント「キャリバー9S25」は、セイコー独自の高精度ムーブメント「キャリバー9S」の発売20年を記念して開発した。
 グランドセイコーの女性向け機械式時計で新型ムーブメントを開発するのは、ほぼ半世紀ぶりという。キャリバー9Sの各部品を20〜30%縮小し、1円玉とほぼ同じ大きさの直径19.4ミリを実現した。
 機械式時計の場合、上下左右など時計の向きで時間に誤差(姿勢差)が生じてしまう。新型ムーブメントは、国際的な時計の精度基準「クロノメーター規格」より厳格な六つの姿勢で誤差を計測し、1日平均最大でも8秒以内に収めた。
 部品の製造から組み立て、検査までを一貫して担う盛岡セイコー工業の林義明常務は「女性向けの機械式時計は世界的に注目が高まっている。卓越した技術者がそろう雫石から最高峰の時計を世に送り出したい」と話す。


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2018年06月01日金曜日


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