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<入試のツボ>後期の過去問も有効

◎本年度公立高入試(7)前期・数学

 2018年度公立高入試前期選抜の数学の平均点は48.5点だった。17年度の50.8点に比べ、難度は少々上がったとみられる。
 問題構成は大問四つで、前年度と同じ。総問題数も変わらず、5年連続の25問となった。高難度だったのは例年通り第3問の一次関数と、第4問の平面図形。関数の最終問題は、設問が与えた状況設定を理解できなかった生徒がいたと考えられる。普段から複雑な条件を整理する問題に触れておきたい。
 図形の最終問題は、複数の補助線を引く必要があるため、正答率は相当下がっただろう。特徴的だった問題は、第2問の累積度数を用いた理由記述。資料の読み取りに加え、数学的な判断力と表現力を試した内容だった。
 19年度の受験生に知ってほしい出題傾向の変化がある。近年は前期選抜で「円」は出題されない傾向になりつつあったが、第1問の小問集合で「円周角の定理」の逆の知識を問う内容、第4問の図形で円が題材となった。
 第3問の関数でもこれまでの傾向とは異なるグラフの作成が出題され、後期選抜試験との相違点が減少した。入試日程一本化に向けてなのか、前期と後期の違いがほぼ無くなった。
 前期で高得点を目指すには学習スケジュールの前倒しが重要となる。本来なら3月時点で持つ実力を1月時点で持つ必要があるということ。前期の過去問題を解くだけでなく、後期試験の過去問題を解くことも有効な前期対策となるだろう。表現力養成も含め幅広い学力を受験までに身に付けたい。早期に本格的な受験勉強を開始することが必須である。
(進学プラザグループ一高・二高TOPPA館泉中央校・湯浅皓介教室責任者)


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2018年06月02日土曜日


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