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<羽生結弦>国民栄誉賞決定 地元宮城のスポーツ界 歓喜

冬季五輪2連覇の祝賀パレードで、観衆に手を振る羽生選手=4月22日、仙台市青葉区の東二番丁通

 フィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)=仙台市出身、ANA、宮城・東北高出=への国民栄誉賞授与が決まった1日、地元宮城のスポーツ界も喜びに浸った。仙台市や県ゆかりのアスリートが称賛と祝福のメッセージを寄せた。

◎逆境に負けぬ姿 尊敬/東北楽天・岸孝之投手

 仙台市出身のプロ野球東北楽天の岸孝之投手(33)は右足首のけがから復活を果たした韓国・平昌冬季五輪を振り返り、「逆境に負けない羽生選手を尊敬します」とたたえ、国民栄誉賞受賞を喜んだ。
 故障明けの不安は、どのアスリートも同じ。「五輪前のけがで追い込まれていたにもかかわらず、ここぞというところで力を出すのは本当にすごい。大舞台で力を発揮する点は自分も見習いたい」と共感を深めた様子だった。

◎頂点目指す力に驚嘆/ボクシング女子・藤岡奈穂子選手

 世界王者の重圧は容易にうかがい知れない。ボクシング女子世界5階級制覇を成し遂げた大崎市出身の藤岡奈穂子選手(42)=竹原慎二&畑山隆則=は「頂点を極めるのは1度でも大変だが、2度3度とテッペンを目指す精神力、ピークを合わせる調整力は感心を通り越して驚くばかりだ」と舌を巻く。
 日本人初の5階級制覇を達成した女王として羽生選手の今後の動向に関心を寄せ、「五輪連覇に加え、世界記録を塗り替えて躍進する力は世界中に勇気や元気を届けている。羽生選手の目には何が見えているのだろうか。思い描いている世界へ、行けるところまで行ってほしい」と見守る。

◎仙台を十分に広めた/J1仙台・シュミット・ダニエル選手

 「仙台のことを十分過ぎるくらい広めてくれた」と喜ぶのは仙台育ちのサッカーJ1仙台のシュミット・ダニエル選手(26)。仙台市内で4月22日にあった祝賀パレードには10万8000人が詰め掛け、仙台が全国の注目を集めた。
 羽生選手の偉業に人柄を重ね合わせ「間違いなく努力のたまもの。すごい覚悟がある人なんだろうなと思う。五輪を連覇し、自分と闘っていく中でどれくらいのところまで行くのか楽しみ」と期待を膨らませる。

◎共に東北を盛り上げ/B2仙台・柳川龍之介主将

 バスケットボール男子、B2仙台の柳川龍之介主将(26)は「同じ仙台出身のアスリートとして国民栄誉賞受賞はとてもうれしく、自分も頑張らなければと改めて感じた」。
 チームは来季、体制を一新してB1昇格を目指す。競技は違えど、「羽生選手のように努力を惜しまず、闘っていく。これからも共に東北、宮城をスポーツで盛り上げよう」と呼び掛けた。

<次も金メダル取れる/村井嘉浩宮城県知事の話>
 宮城の誇りだ。まだ若く、次の冬季五輪の金メダルもまだまだ可能。これで終わりではなく、次の頂を目指して精進し、頑張ってほしい。日本人初の2度目の国民栄誉賞を目指してほしい。

<さらなる活躍を期待/郡和子仙台市長の話>
 観客を魅了する芸術性の高い演技、素晴らしい戦績、スケートを通し東日本大震災の被災地に届けてくれた夢や希望の大きさからもふさわしい受賞だ。さらなる活躍を108万市民と共に期待していきたい。


2018年06月02日土曜日


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