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仙台・中田で防犯協会設立 児童の安全、100人見守る

袋原小近辺で下校児童を見守る防犯協会メンバー(左)。多くの児童が顔見知りだ=5月22日

 新潟市で下校中の小学2年女児が殺害され、地域防犯の重要性が高まる中、仙台市太白区中田地区で「中田中部地区防犯協会」が設立された。以前から連日100人規模で街頭活動などに当たってきたが、協会として組織化することで、より地域一体となった活動を目指す。

 協会の母体の中田中部町内会連合会は、市袋原小の学区域にある11の単位町内会で構成。同校に通う児童の見守り活動を2006年から続ける。
 元々、11町内会の一つの平渕町内会が約30人態勢で始めたが、現在は全町内会から228人が「学校ボランティア巡視員」に登録。開校日は毎日約100人が下校時に街頭に立つ。
 見守りは、05年に広島県や栃木県で下校途中の小学生が連れ去られ、殺害される事件が相次いだことがきっかけとなった。「人ごとではない」と感じた住民らが自発的に活動を始めた。
 中田中部地区を含む仙台南署管内では昨年、女性や子どもへの声掛け、つきまといなどが県内24署で最多の441件発生。同地区でも4月下旬、小学生が見知らぬ女性に路上で声を掛けられ、連れ去られそうになったという。
 5月20日に地区の袋原コミュニティ・センターで開かれた協会の設立式後、同署が通学路を点検。袋原小近くの墓地や空き地など、犯罪の温床となりやすい「入りやすく、見えにくい」場所を協会メンバーらと確認した。同署の担当者は、危険性の高い場所を重点的に警戒する「ホットスポットパトロール」の実施を呼び掛けた。
 設立の中心となった中田中部町内会連合会長の山口義晴さん(67)は「痛ましい事件が起きないように普段から裏道を通るなどして見守りを充実させたい」と話した。


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2018年06月02日土曜日


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