秋田のニュース

<地上イージス>「秋田・新屋が最適候補」 防衛政務官が知事・市長に説明

福田氏(左端)と向き合う佐竹知事(左から3人目)、穂積市長(同4人目)

 迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の地上配備先について、福田達夫防衛政務官は1日、秋田県庁を訪ね、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が最適候補地と考えていることを県と秋田市に伝えた。夏以降に現地調査を始めたいとの意向も示した。
 福田氏は佐竹敬久知事と穂積志市長に、「日本全域を防護するため、北と西に配備したい」と説明。新屋演習場を選んだ理由に関し「レーダーを遮蔽(しゃへい)する山がなく、必要な電力の安定供給ができる」と述べた。現地調査では、地盤や電波の状態を調べるとした。
 佐竹知事は、国際情勢が変化した場合の対応などについて質問。秋田市と山口県萩市が配備候補地となっていることを挙げ「2カ所しか調査しないなら、配備前提の現地調査ではないか」と批判した。
 穂積市長は住民の不安に触れ「防衛施設としての調査だけでなく、健康への影響も調べてもらいたい。住民や議会への説明会が複数回必要だ」と訴えた。
 福田氏は県庁訪問の前に新屋演習場と周辺を視察したことを踏まえ、「住宅地や学校が近いと理解した。新屋ありきの調査ではない。力任せで進めることはない」と答えた。
 会談後、佐竹知事は「最適候補地かどうか分からない」、穂積市長は「説明会なしに手続きを進めることはあり得ない」と語った。今後、説明会開催などを文書で防衛省に申し入れる。


関連ページ: 秋田 社会

2018年06月02日土曜日


先頭に戻る