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<喜多方地滑り>地層境界に入り込んだ雪解け水が原因か 山形大教授が現地調査

地滑りによって生じた地割れを覆うブルーシート。地滑りの動きを見る簡易マーカーの木のくいは、10日ほどで約40センチずれた=5月29日、喜多方市高郷町

 福島県喜多方市高郷町揚津地区の地滑り被害で、日本地すべり学会理事の八木浩司山形大教授(地形学)は1日、河北新報社の取材に「地層の境界に雪解け水が入り込んで起きた可能性が高い」との見方を示した。
 八木教授は5月31日、学会東北支部所属の研究者ら20人で現地を調査。同地区には数百年に1度といった頻度で、地滑りが繰り返された跡があり、今回は表面に近い比較的軟らかい地層が南側の阿賀川方向へ滑っているとみられるという。
 大規模な陥没の可能性について、八木教授は「直ちには考えにくい」と説明。ただ大雨時には、広範囲で地滑りが発生する可能性があり、地下水を抜くなどの対策が必要だという。
 八木教授は「住宅の庭先などで地割れなどが起きた場合は早急に行政に連絡し、地域で情報共有を図ってほしい」と呼び掛ける。


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2018年06月02日土曜日


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