福島のニュース

<相馬野馬追>浪江から8年ぶり「出陣」 騎馬行列や神旗争奪戦が復活

震災前年の2010年7月、福島県浪江町を練り歩く騎馬行列(浪江町提供)

 福島県相馬地方の夏の伝統行事「相馬野馬追」は今年、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で休止となっていた浪江町での騎馬行列と神旗争奪戦が8年ぶりに復活する。野馬追に加わる旧相馬中村藩五つの「郷(ごう)」全ての地元で開催されることになる。
 浪江、双葉、大熊3町の標葉(しねは)郷野馬追運営委員会が5月31日に決めた。
 今年の野馬追は7月28〜30日。標葉郷では同28日朝、浪江町中心部の中央公園で出陣式を実施。甲冑(かっちゅう)姿の騎馬武者らが練り歩き、南相馬市小高区の小高神社を経て原町区の雲雀ケ原祭場地を目指す。
 29日は祭場地での本祭りに参加し、夕方に浪江町に凱旋(がいせん)。中心部を騎馬行列し、中央公園で神旗争奪戦を行う。
 浪江町は原発事故後に全域避難となり、避難指示は昨春、中心部などの一部で解除された。標葉郷の騎馬武者はこれまで、各避難先から出陣し、南相馬での合流を余儀なくされてきた。
 福島市に避難する標葉郷騎馬会の林茂会長(73)は「全町避難でいろいろと大変だった。地域の復興を期し、みんなで協力して以前の通りにやりたい」と話す。


関連ページ: 福島 社会

2018年06月02日土曜日


先頭に戻る