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8種の古代米田植え 仙台・新浜「復興田んぼ」

古代米の田植え体験があった「復興田んぼ」。子どものはしゃぐ声が響いた

 東日本大震災に伴う防災集団移転跡地を活用し、市民団体カントリーパーク新浜がビオトープと一緒に整備する仙台市宮城野区新浜の「復興田んぼ」で2日、田植え体験会があった。
 地区の住民や学生、市職員ら約30人が参加。井戸水を張った田んぼに入り、8種類の古代米の苗を、成長すると「ビオトープしんはま」の文字が浮き上がるように植えた。
 有用微生物群(EM菌)が有機物を分解し、土壌を強くする環境配慮型の農法で、農薬や化学肥料を一切使わないコメ作りを実践。既に田植えを終えたうるち米のササシグレなどと共に、10月ごろに刈り取る。
 高砂小3年桜井美涼さん(8)は「田植えは初めて。楽しかったけれど、イネが倒れてしまって難しかった」と話した。
 市民団体は約8700平方メートルの移転跡地に復興田んぼと、水辺と砂地のビオトープを整備する予定。会員制度を設け、自然農法のコメ作り体験や自然観察会などを開き、新浜の復興まちづくりに貢献する。
 新浜町内会顧問の瀬戸勲さん(75)は「震災後、放置された水田がやっと復活した。先人が残した自然環境を後世につなぐことは、震災で生き残った者の使命ではないか」と強調した。


2018年06月03日日曜日


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