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<ベガルタ>精度欠き攻撃停滞 2年連続の準々決勝進出厳しく

湘南−仙台 前半15分、先制ゴールを決められ、厳しい表情を浮かべるGK関(中央)ら仙台の選手(川村公俊撮影)

 昨季4強の仙台にとって準々決勝進出が遠のく負け方だった。3失点はもちろん苦しいが、アウェーゴールがなかったのも痛恨。いつものような相手を翻弄(ほんろう)するボール回しはなりを潜めた。
 序盤に先制され、「『やられている』とチーム全体で感じてしまった」(野津田)。普段なら流れるように回るボールが奪われる。パスが通っても、前後左右に微妙に位置がずれ、トラップはわずかに大きくなる。「若干のずれがじわじわ効いてきた」と野津田。その度に攻撃はスローダウンし、前進を阻まれた。
 湘南の激しいプレッシャーも受けた。前線への効果的な配球は少なく、ペナルティーエリア内で放ったシュートはわずか。阿部は「FWが中盤に下りて攻撃の組み立てに加わるのか、後ろが頑張って前線に力をためるのか、整理しないといけない」と渋い顔だった。
 練習通り、3バックの左右の常田や平岡が攻撃参加する場面もあった。しかし、中央を固めた守備を崩し切れない。速攻を仕掛けようとしてもパスの連係がかみ合わない隙に、相手に帰陣された。
 準々決勝に進むには、ホームでの第2戦を4点差以上で勝つか、3−0で延長に持ち込んでの勝利が条件となる。野津田は「アウェーゴールを奪えなかったのは正直、痛い。気持ちを切り替えるしかない」と言葉を振り絞った。(佐藤夏樹)


2018年06月03日日曜日


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