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<三内丸山遺跡>来年4月から観覧を有料化 保存・展示の充実図る

大型掘立柱建物(左)や大型竪穴住居を見学できる三内丸山遺跡
三内丸山遺跡から出土した土器などが展示されている縄文時遊館

 青森市の特別史跡三内丸山遺跡と展示施設「縄文時遊館」の観覧が2019年4月から有料となる。20年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の中核を担う三内丸山遺跡の保存と活用を進め、施設の充実やサービス向上を図るのが狙い。有料化は1995年の一般公開以降初めて。

 観覧料は一般が410円で高校生・大学生200円、中学生以下無料となる。三内丸山遺跡は青森県立美術館の管轄だが、縄文時遊館とともに「三内丸山遺跡センター」の名称で来春から県教委が一元管理する。
 三内丸山遺跡と展示施設の在り方を探るために設置された検討委員会が昨年10月、魅力を高める取り組みとして(1)縄文時遊館を活用した体験学習(2)復元建物の維持管理(3)来場者サービス(4)管理運営体制−の充実を提言。「事業の推進に有料化は避けて通れない」と結論付けた。
 検討委の報告を受け、県と県教委は有料化を決定。券売機や入場ゲートなどの設備整備費約3300万円を本年度予算に計上した。
 縄文時遊館では来年4月、新たに展示・収蔵スペースが本格オープンする。これまでは三内丸山遺跡から出土した国の重要文化財の土器など1458点を別の施設に預けていたが、自前で管理、展示できるようになるという。
 県教委文化財保護課によると、三内丸山遺跡の来場者数は年30万人程度。有料化に伴う年間収入を約8000万円と見込む。増田仁課長は「縄文時代の人々の暮らしぶりを詳しく伝える重要な遺跡。有料化で得た収益はさらなる魅力づくりに役立てていく」と話す。


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2018年06月03日日曜日


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