宮城のニュース

手作り公園、10年後の再会誓い幕 石巻でNPO法人が整備、震災直後の貴重な遊び場に

閉園会に集まった地元住民やボランティアら
公園の一角にタイムカプセルを埋める参加者ら=3日、石巻市小渕浜

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市小渕浜で3日、NPO法人が2014年4月に整備した「みかん公園」の閉園会が開かれた。地区の支援活動に関わる県内外のボランティアや住民らが公園の一角にタイムカプセルを埋め、10年後の再会を誓った。
 公園は、全国各地の災害被災地を支援するNPO法人「幡ケ谷再生大学復興再生部」(東京)が、「がれきの中を走り回る子どもたちに、安全な遊び場を作ってやりたい」という地区の漁業木村美輝さん(48)の要望を受けて企画。約500平方メートルの住宅跡地を借り、13年4月から約1年かけて遊具や花壇を備える公園を完成させた。
 子どもたちの貴重な遊び場として親しまれたが、当時の小学生らは成長し、住宅の高台移転に伴って生活圏も離れたことから、公園の役割に一区切り付けようと閉園を決めた。土地を提供した小池智美さん(41)は「閉園は寂しいが、小渕浜に住む私たちにとっては前進なのだと思う」と力を込める。
 閉園会には約190人の関係者が集まり、同法人に参加するアーティストらのライブなどを楽しんだ。園内に10年後の自分への手紙を入れたタイムカプセルを埋め、再会を約束するメッセージを刻んだ石碑を設置した。
 同法人の代表を務めるロックバンド「BRAHMAN(ブラフマン)」のTOSHI−LOWさん(43)は「閉園しても縁が切れるわけじゃない。これからも小渕浜に足を運ぶつもり」と話した。


2018年06月04日月曜日


先頭に戻る