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石巻の水産加工会社、宮城産カキ台湾へ輸出 販路開拓、通年出荷目指す

台湾に向け、コンテナに積み込まれる宮城県産カキ

 水産加工業の山一水産と川崎商店(ともに石巻市)は4日、宮城県産殻付きカキ16.7トンを台湾に出荷した。カキの需要が旺盛な台湾で同県産の評価は高く、8月末までに約300トンを輸出する予定。来年は900トンの輸出を目指し、販路開拓と通年出荷につなげていく。
 台湾に向けた両社の輸出は4月下旬に始まり、今回が3回目。4日は石巻市の冷凍加工施設で、石巻湾や女川湾などで水揚げされた殻付きカキをコンテナに積み込んだ。
 台湾ではカキが好んで食され、フランス産やニュージーランド産、広島県産などが流通している。産卵を控えて大きく育つ、春から夏にかけた時期のカキが好まれるという。
 宮城県産カキの引き合いは強く、来年は今年の3倍の出荷を要請されている。両社は需要増に対応するため他の水産加工業者と連携し、出荷体制を強化する。
 東京電力福島第1原発事故後、台湾は宮城県の水産物に放射性物質検査証明の添付を義務付けるなど、輸入規制を続けている。
 山一水産営業担当の草薙誠さん(51)は「当初は取引を控える雰囲気があったが、実際に県産カキを食べてもらったら良い反応を得られた。顧客の要望に応えられるよう体制を構築したい」と話した。


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2018年06月05日火曜日


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