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宮城・川崎町の旧小学校体育館がワイナリーに 来月オープン

自社のブドウ畑の様子を確かめる坂口社長

 ワインの委託醸造・販売を手掛ける宮城県川崎町の「メグロー」が7月末、町内の旧支倉小の体育館を活用し、初の自社ワイナリーを開設する。試飲や食事のスペースを設け、幅広い人が集う交流拠点を目指す。県内のワイナリーは仙台市太白区と山元町、大和町に続き4カ所目となる。

 体育館は鉄筋コンクリート1階で広さ約850平方メートル。改装し、醸造所や貯蔵庫を整備する。赤ワインなど12種類を醸造、販売する計画で、価格は1本(750ミリリットル)3000〜4000円程度。今年は約3万本を生産する予定。
 原料は、町内にある自社のブドウ畑(約2ヘクタール)のほか、山形県高畠町や南陽市で生産されたブドウ。メルローなどワイン用に加え、デラウェアやスチューベンといった生食用も使う。添加物は一切使わず、軽やかな飲み口が特長という。
 メグロー社の顧問で、太白区でイタリア料理店「アルフィオーレ」を経営していた目黒浩敬シェフが「農や食を通じて人が集い、つながる場をつくりたい」と開設に動いた。7月のオープンに向け、食事メニューの考案なども担う。
 目黒氏は2015年、太白区のワイナリーへの委託でワインの醸造を始め、16年までに計約1万3000本を造った。メグロー社を立ち上げた17年には、南陽市のワイナリーへの委託で約2万本を生産した。
 同社は目黒氏も含め5人体制。社長は東日本大震災後のボランティア活動で県内と縁を持った横浜市出身の坂口礼奈さん(29)が務める。
 坂口さんは「ワイナリーに多くの人を呼び込み、地元の自然や食材の豊かさを伝えたい」と話す。


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2018年06月05日火曜日


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