宮城のニュース

仙台藩揺るがした権力闘争を独自の視点で斬る「伊達騒動研究会」考察まとめ冊子作成

研究会の活動などを記録した冊子

 江戸時代に仙台藩を揺るがした伊達騒動(寛文事件)を学ぼうと、仙台市内の歴史愛好グループが独自の研究活動を続けている。関連資料を読み解くほか、ゆかりの地を訪ねるなどして事案の背景に迫る。会の発足1年を記念した冊子も作成し、「より多くのメンバーと郷土の歴史を探りたい」としている。

 グループは「伊達騒動研究会」。会長を務める元高校校長中嶋久寿さん(72)=仙台市泉区=らの呼び掛けで昨年6月に発足した。現在約30人のメンバーが集っている。
 これまで計5回の勉強会で当時の藩事情を学んだり、関係家老らの屋敷跡を見学したりした。完成した記念冊子はB5判18ページ。1年間の活動概要に加え、騒動に関するメンバーの考察などを収録した。
 騒動は12年間に及び、仙台藩最大の権力闘争として知られる。幼少の亀千代(後の4代藩主綱村)の後見として実権を握った伊達兵部と反対派の争いで、刃傷沙汰も起きた。
 中嶋さんは「主要家老の人物評価が割れるなど、騒動は人によって見方が分かれている。各地の郷土史も活用して多様な観点で研究を進める」と話す。
 研究会は19日午後2時半、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で本年度の総会を開く。資料代400円。参加者に記念冊子を配布する。事前申し込みが必要。連絡先は中嶋さん022(378)1352。


関連ページ: 宮城 社会

2018年06月05日火曜日


先頭に戻る