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<なでしこL・マイナビ仙台>昨季主力退団、けが人続出・・・攻守連係欠き苦戦 立て直し急務

最下位の日体大フィールズ横浜に引き分け、試合後に悔しそうな表情で整列する仙台イレブン

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)が不振にあえぐ。今季のリーグ前半戦を終え、1勝3分け5敗で勝ち点6の8位。降格圏の9位C大阪堺との勝ち点差は2しかない。攻守とも連動を欠く戦いが続き、後半戦に向けて立て直しは急務だ。

 仙台の前半戦の戦績は表(1)の通り。6戦連続で白星を逃した3日のホーム日体大フィールズ横浜戦は、今季を象徴する内容だった。最下位の相手を攻め切れず、逆に先制点を献上。FW井上のゴールで同点としたのが精いっぱいで、試合後の選手たちは落胆の表情を隠さなかった。
 主将のMF安本は「好機はたくさんあった。一つ一つのプレーの質を上げていかないといけない」と強調する。質の低さは昨季との比較表(2)に表れる。得点とシュート数が大きく減った一方、失点と被シュート数は大幅に増えた。
 越後監督は要因を「攻め上がりの時の判断ミス。効率の良くない場所にボールを運んだ結果」と説明。堅い守りからサイドを起点に素早く仕掛ける攻撃が機能していない。新加入のDF奈良も「互いのプレーの要求が合わないことがあった。コミュニケーション不足は否めない」と話す。
 チームづくりに苦しんだ。昨季の主力が多く退団し、高卒4人を含む過去最多の8人が加入。けが人が相次いで選手23人の半数近くが離脱した時もあった。「ポジションが固まらず、(慣れずに)やることが遅れている感じ」と越後監督。攻守の連係を深める作業が遅れたことが響いた。
 今後に向け、けが人がFW小野、GK鈴木を除いて戦列に戻ってきたのは好材料だろう。安本は「やろうとするサッカーが、ほんの少しずつ表現できるようになった」と前向き。井上も「個々の特長を生かせるようになり、ボールが出るタイミングが合ってきた」と手応えを語る。
 リーグ戦は9月まで試合がなく、当面はリーグカップで1次リーグ突破を目指す。結果を出し、後半戦の巻き返しにつなげたい。(原口靖志)


2018年06月05日火曜日


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