福島のニュース

<福島廃炉への道>2号機壁面 開口部設置に着手

◎2018年5月1日〜31日

11日  3号機の使用済み燃料取り出し用のクレーンの試運転を異音発生のため中止した。制御盤の内部にすすが見つかり、背面にある部品が焦げたような状態だった。東京電力は後日、「6月中に原因を特定する。本年度中ごろの燃料取り出し時期は変わらない」と説明した。
14日  高濃度汚染水のタンクのうち、漏えいを起こしやすい組み立て型の撤去に伴う、解体片を自動除染する設備の運用を始めた。金属の研磨剤を吹き付け、1日に4分の1基分を除染する。東電は構内に210基分の未除染の解体片を保管している。残り130基も今後解体する予定。
16日  多核種除去設備(ALPS)からストロンチウム除去後の汚染水0.2ミリリットルが漏れた。17日にも別のALPSから250ミリリットルが漏出した。
18日  建屋周辺に42本ある地下水くみ上げ用の井戸「サブドレン」の水位の遠隔監視ができなくなり、全ての井戸でくみ上げを一時停止した。免震重要棟の装置に水位が表示されなかった。通信用光ケーブルの不具合が原因とみられる。
27日  使用済み燃料を保管する共用プールの空き容量を増やすため、一部の燃料を構内の別な保管設備に移す作業を始めた。温度が下がった燃料483体を専用容器「乾式キャスク」7基に入れて8月までに移送し、そのまま保管する。共用プールは3号機の使用済み燃料プールから本年度中ごろに取り出す予定の燃料566体を受け入れる。
28日  2号機原子炉建屋の外壁に開口部を設ける本格的な工事を始めた。6月下旬までに終え、開口部から空間線量などを調べるロボットを投入し、その後の使用済み燃料取り出しにつなげる。
30日  放射性物質の飛散を抑える1号機のミスト散水設備で、3系統ある空気圧縮機のうち1系統から潤滑油10リットルが漏れた。別の1系統も点検中で散水ができないため、がれきの撤去を6月上旬まで中止する。
31日  物揚場の擁壁近くの地面から水漏れが見つかった。放射性物質濃度はセシウム137で1リットル当たり170ベクレル。東電は「事故当時のセシウムを取り込んだ雨水が湧き出したと考えられる」と説明した。


2018年06月05日火曜日


先頭に戻る