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仙台・秋田・盛岡の3動物園 アフリカゾウ交換し繁殖へ 雌同士は全国初

八木山動物公園のリリー

 仙台市は4日、太白区の八木山動物公園、秋田市大森山動物園、盛岡市動物公園がそれぞれ飼育している雌のアフリカゾウ同士を交換し合い、繁殖に取り組むと発表した。
 アフリカゾウは自然繁殖が難しく、国内の動物園では飼育・展示の継続が危ぶまれている。繁殖の取り組みでは単体で別の動物園に移す例はあるが、雌を交換し合うのは全国初という。
 本年度は、大森山動物園の「花子」と八木山動物公園の「リリー」を交換。ともに29歳で、繁殖適齢期だが数年前から排卵が認められない。環境変化で排卵が戻ることが期待される。
 7月に花子を仙台へ、9月末〜10月にリリーを秋田へ移す予定。雄との相性を見極めるには2年程度かかる見込みで、その間に花子とリリーの血液を調べ排卵が戻るかどうか検査する。
 盛岡市動物公園は現時点ではどの雌を対象とするか決まっていない。来年度以降、交換の在り方を3園で話し合う。連携は日本動物園水族館協会が提案。11日に正式に発表する。
 アフリカゾウはワシントン条約で海外取引が禁止されていないが、アフリカ諸国が輸出を控えており、ここ十数年は国内に新たな個体が入っていない。東北の動物園でアフリカゾウがいるのは3園だけ。計7頭を飼育している。


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2018年06月05日火曜日


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