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「地域食堂」切り盛り伝授 子どもや高齢者にご飯と居場所

おりざの家が作成したガイドブック「地域食堂のつくり方 おりざの食卓の場合」

 仙台市太白区のNPO法人「おりざの家」が、貧困家庭の子どもや孤食になりがちな高齢者に食事を提供する「地域食堂」運営のためのガイドブックを作成した。同法人が2016年から開いている「おりざの食卓」のノウハウを盛り込んだ。佐藤宏美理事長(56)は「子どもや高齢者を地域全体で見守る仕組みをつくる一助にしてほしい」と話す。

 おりざの食卓は毎週木、金曜、1人で夕食を取らざるを得ない子どもや高齢者らに、夕食を無料で提供している。登録・事前申込制で、市の助成費と個人や企業の寄付金で運営する。
 ガイドブックはA4判、102ページ。おりざの食卓の概要や予算、実施日の決め方などのほか、利用者やボランティアへの告知方法、子どものけがや食中毒などに備えた保険の選び方、寄付金の依頼状の書き方など実務的なノウハウを紹介。全国の子ども食堂の現状や課題などを列記した。
 食卓のメニューやレシピも紹介している。「ご飯がおいしい」「いろんな人との語らいができる」「ボランティアが少なくて大変」など、利用した小学生の声や調理ボランティアの意見などを取り上げた。
 佐藤理事長は「おりざの食卓は貧困家庭の子どもだけでなく、自分の居場所を必要とする全ての世代のためにある。各地に取り組みが広がってほしい」と話す。
 ガイドブックは300部作り、寄付者に贈るほか、青葉区の市市民活動サポートセンターで配布する。連絡先はおりざの家022(249)1625。


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2018年06月06日水曜日


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