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<温湯温泉>佐藤旅館復活へ 岩手・宮城内陸地震被災から10年、秋にも日帰り入浴再開

再開に向け最終調整が進んでいる佐藤旅館

 岩手・宮城内陸地震(2008年)で被災、休業している宮城県栗原市花山の温湯(ぬるゆ)温泉佐藤旅館の再開に向け、地区内の太陽光発電施設管理会社花山サンゼットが経営者と業務委託契約を結ぶ方向で最終調整していることが6日、分かった。年内の日帰り入浴再開、2019年春の宿泊営業開始を目指す。
 関係者によると、建物は経営者が修繕を重ねていたため構造上の問題はないとみられる。温泉は、市が地震後に採掘した源泉を分湯するなどして必要量を確保する見通し。
 計画では風呂部分などのリフォーム後の今年秋にも日帰り入浴を再開。19年春の宿泊開始に向け、冬季休業中に客室を修繕する。資金調達に向け、インターネットで自社株購入者を募る「株式投資型クラウドファンディング」の導入を検討している。
 佐藤旅館は木造2階で約10室を備える。内陸地震で源泉が枯渇した上、被害が大きかった建物の一部は解体を余儀なくされた。現経営者が再開準備を進めてきたが、資金難もあって開業の見通しが立っていなかった。
 内陸地震では市内の複数の民間温泉旅館が被災。そのうち新湯温泉くりこま荘(栗原市栗駒)と湯浜温泉三浦旅館(同市花山)が宿泊営業を再開し、駒の湯温泉(同市栗駒)が日帰り入浴のみ営業している。


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2018年06月07日木曜日


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